次回は、MBAシカゴの生徒さんは、6割以上が大学入試のために来塾していますので　その生徒さん達の　学習の仕方、様子を紹介します。
高度な単語、難解な内容ですが　基本的には　MBAシカゴでは
予習不要、どんな難解な文章も短時間で容易に活用力ー3合目（訳せる）までの説明をして理解してもらい、すぐに音読の練習を開始します。
なぜなら、辞書を引いたり苦労をして訳せるように努力することが実力に繋がると先生方はいいますが、
それは真っ赤な噓だからです。
活用力ー3合目（訳せる）程度の実力では　すぐに消失します。
多くの時間を使わせ　多大な苦労をさせて、活用力ー3合目（訳せる）です。
活用力ー3合目（訳せる）だけでは　校内試験の前に覚えた単語等も　試験の翌日から理解が薄れていくのを誰もがよく感じているでしょう。
合格した英検2級も1級も　合格した翌日から実力が低下して、半年後には全く自信がなくなっているのは誰もが経験していることでしょう。

MBAシカゴでは予習不要、かつ短時間の授業で活用力ー3合目（訳せる）に達したら　数回音読をしてもらいます。
国語を読んでいるのと同様、数回音読すると初回よりずっとスムーズに読めてきて、文意を音読のスピードで理解できるようになります。
これが活用力ー5合目です。　同レベルの英文は速読できるようになってきます。　　

更に　数回音読してもらいます。
活用力ー7合目です。
音読しながら、そのスピードで　文章の主語部分、動詞部分、補語部分ないし目的語部分、修飾句部分を分けて理解し、かつ文全体の文意を理解できるようになります。
こうなると　ヒアリングを耳に入ってくる文章の部分部分の順に　理解していけるようになります。
ヒアリングとは　英語の先生方が言っているような耳の問題ではないのです。
英語の理解度と　そのスピードが耳に入ってくる英語についていけるかの問題です。

さらには　対訳をつけてもとの英文をいう反英訳訓練をしてもらいます。
それができるようになったら活用力ー10合目です。
それは　英作文をして　それを口に出して言う訓練です。
高校英文法の例文と高一教科書レベルで活用力ー10合目に達したら、　ネイティブが話す以上の適切な英語を話せるようになるでしょう。

現在　高校生の負わされているとてつもない苦労（苦労するのが学問などという徒弟制度的な風潮が特に一流校と言われているところに蔓延している）と　大学受験の実態を次回は詳しくお伝えします。
日本の英語教育に対し、また　そんな状態で長い間生徒たちに苦労させてきた英語教育に携わるお偉方、
さらには何の改善策も考えて来られなかった英語教育関係者全員に　怒りがこみ上げてくるのではないでしょうか。
これも　解決策はすぐ目の前にあるのです。
これも次回お話しましょう。