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加曾利貝塚文化祭2020.11.3

加曾利貝塚文化祭が11月3日(文化の日)に開かれました。ウイルス(COVID-19)感染がまだ終息していないため、前年の秋祭りは2日間開いていたものを1日だけにして、3蜜にならないように工夫して開催されました。しかもいつもより控えめなイベント案内、縄文グルメなどのフードトラック無し、ただ下の写真(図1左下)のような5列テントに加曾利貝塚に関連したグループによる貝塚テーマグッズの販売コーナーだけはある、いつもに比べて静かな雰囲気でした。案内は貝塚公園入口(図1左上)と博物館入口横(図1右上)に置かれ、公園内の案内とともに消毒用アルコールも置き、感染対策に努めました。図1右下の写真は加曾利貝塚ガイド(「go to 縄文トラベル」と銘打って)の受付で、1グループ5人までに制限し、しかも3蜜を避けるため博物館内の案内は無しで行はれました。

図1左上:加曾利貝塚公園入口の案内。              図1右上:博物館入口横の案内。                 図1左下:関連グループによるショップ。                 図1右下:「go to 縄文トラベル」の受付。

 

ガイドの会の活動のメインは竪穴住居前の広場での以下の崔しものでした。文化祭に訪れた人は、ここを目指して自由に訪れる人もおれば、「go to 縄文トラベル」ツアーに参加して訪れる人も。

 

1. 竪穴住居内での説明。
2. 火おこし、石器作り、アンギン編み等に関するポスターでの説明。
3. 火おこし、石器作り、アンギン編みの実演の見学。
4. 丹精込めて手作りした縄文グッズの販売。


図2左上はお祭り開始前の博物館職員との打ち合わせ風景で、連絡事項、注意事項を確認しあいました。

 

図2左上:文化祭開始前の打ち合わせ。                    図2右上:オリジナル手作り販売品。        図2左下:火おこし等の道具の説明。            図2右下:アンギン編みの説明。

 

図3左上はアンギン編み、図3右上は火おこしをガイドの会の人が実演しているのを見学しているところ。いつもの祭りであれば希望者が実際に行ってみれたのですが、今年は密になるのを避けるために実演を見学のみ。図3左下は竪穴住居内で縄文人の生活に関して説明しているところです。ここでは中央で実際に火を焚いて、縄文時代の雰囲気を実感してもらいました。また希望者には土器に入れて煎ったドングリのプレゼントがあり、縄文の生活に対する理解を深めてもらいました。ドングリがこのようにして食べられる事を初めて知って、感嘆する人もおり大変好評を博しました。図3左下に石器が見えますが、これは発掘した物ではなく、ガイドの会のメンバーが作ったものです。今回のお祭りでは実際に石器を作っているところを見てもらいました。中には熱心に質問をされた方もおりました。今回のお祭りでは約150名がこの広場に来て楽しんでいかれました。

図3左上:アンギン編み実演の見学風景。 図3右上:火おこしの実演の見学風景。
図3左下:竪穴住居内での説明。     図3右下:制作された石器とその制作の実演。

 

今回のお祭りでは「go to 縄文トラベル」というガイドツアーを行いました。ただ3蜜を避けるため、1グループは5人以下に制限し、博物館内での説明は行はず、外だけのツアーでした。図4左上はこれからツアーに参加する人の体温をチェックしているところです。お祭りではカソリーヌが園内を歩いていて、ガイドツアー途中で会った時など小さな子供は興味津々で、一緒に記念撮影する家族もおりました(図4右上)。今回のお祭りではこれまでに無い初めての試みとして「トイレは何処に?」と題してポスターを作りました。加曾利貝塚ではトイレを示すような遺物は出ていないのですが、他の遺跡の例から、何処がその候補になり得るかという事を推察した企画でした。もしこれからの発掘で加曾利貝塚でもこれを示唆するような遺物が見つかれば大発見です。多くはないですが、熱心に見ていかれた方もいらっしゃいました(図4下)。

図4左上:「go to 縄文トラベル」の受付風景。     図4右上:カソリーヌと一緒に写真撮影。
図4左下:トイレは何処のポスター。          図4右下:トイレ場所候補の説明風景。

 

今回のお祭りで、土器つくり同好会による、制作した土器の展示がありました。野外に多くの土器が展示されているのは、屋内展示とは違った魅力がありました(図5上)。ここでは完成土器の展示だけでなく、土器制作プロセスの火を使った乾燥を実際に行っていて、説明を聞きながら見学することが出来ました(図5下)。

図5左上:土器の野外展示。              図5右上:土器の野外展示とその説明風景。           図5左下:焼成前の土器の乾燥。                図5右下:土器底面の乾燥。

※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。

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