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九十九屋さんたの妖怪古今録

茨の穴

山の佐伯、野の佐伯とは

 土蜘蛛が絡んだ県名がどこかといいますと、茨城です。
 現在の茨城の辺りには、山の佐伯、野の佐伯と呼ばれるものがいました。
 古老の言葉によると、それらは国巣(くず)あるいは土蜘蛛(つちぐも)、八握脛(やつかはぎ)であったといいます。
 土窟(土に穴を掘った洞窟)を掘り、常に穴に住み、人が来れば中に隠れ、人が去ればまた出てきたといいます。
 彼らは狼の性、梟の情を持つといわれ、略奪や盗みを繰り返しました。
 そこで、黒坂命という男が、穴から出ている時を探り、茨棘を穴にいれ、騎馬を放ちました。
 急に迫われた佐伯は、土窟に走り帰り、茨棘にかかり、滅んでしまったといいます。
 その後、茨棘から棘をとり、その地の名としたといいます。
 ちなみに茨城の由来についてですが、いくつか説がありますが、土蜘蛛とは関係ありませんが、興味のある方は調べてみるのはいかがでしょう。

 穴居というと日本ではほぼ見かけませんが、かつては住んでいた後が残っています。中国にはヤオトンと呼ばれる住宅がありますし、ヨーロッパ、南米の山岳地域でも存在しています。
 そうしたことを考えると、彼らはなんであったとかといえば、記録した人々と、生活習慣の違う存在であり、当時の政府と対立した集団であったと思われます。記録はあくまで勝った側のものとなりますから。
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