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GO!GO! 千葉ジェッツ

船橋アリーナがジェッツに揺れる!

子どもたちに夢を! 魅力的なフライトを!!

2011/12/28

千葉県初のプロバスケットボールチーム「千葉ジェッツ」の情報をお届けします。

bjリーグのホーム開幕戦は、最高のフライトに!

試合前の一コマ。プロスポーツが地元にあることで、子どもたちに夢を与えますね!
試合前の一コマ。プロスポーツが地元にあることで、子どもたちに夢を与えますね!
今年からbjリーグに新規参入した千葉ジェッツ。12月末現在で22試合を闘い、10勝12敗でイースタンカンファレンス10チーム中5位につけています。ホームゲームは全26試合中、約半分が終わりました。
まいぷれでは、ホームゲームを中心に追いかけて、選手の声を集めています。開幕以来、ホームで行われたゲームを振り返って行きます。
まずは10月22日に行われた開幕戦です。同じく今年から新規参入の横浜ビー・コルセアーズを迎えました。待ち望んだ試合に1783人が駆けつけ、会場の中は熱気であふれています。
チョモこと中村友也選手(F・背番号19)。<br>198cmの長身を活かしたプレーに注目です!
チョモこと中村友也選手(F・背番号19)。
198cmの長身を活かしたプレーに注目です!
ブースターの方にお話しを伺いました。
「東京アパッチでチョモ(中村選手)の優しさに感動して、ずっと応援しています。
チョモが加入したことと、自分が千葉に住んでいることから、今年はジェッツを応援しようと決めました。
今までbjリーグであまり出場機会に恵まれず、笑顔もなかったチョモが、プレシーズンでは笑顔で楽しそうにバスケをしていたので、新しい活躍の場を見つけたのだと感無量です!
彼の大きさを活かして、これからも頑張ってほしいです。
千葉ジェッツはチームで移動するときに、ジャージではなくスーツで移動するなど、スマートなチームというイメージがあります。ぜひ、このスタイルを押し通して欲しいです!」
いよいよ試合が始まります!
まずは梶原健代表からご挨拶がありました。
「たくさんの人の力で千葉ジェッツが誕生しました。地元のチームを応援したい、そんな想いを持った人のおかげで、今日初フライトを迎えることができました。習志野台に生まれ育ち、小4からバスケに触れ、いつかプロバスケ選手として船橋アリーナに立ちたいと思っていました。その夢は叶いませんでしたが、こうしてプロチームを船橋アリーナに迎えることができて、とても幸せです。ありがとうございます」
試合前には全員で円陣を組んで「ジェッツ!」
試合前には全員で円陣を組んで「ジェッツ!」
そして待ちに待ったTip Off!!
序盤は両チームとも互いに得点を許さず、ロースコアで進みます。ジェッツはハーフコートでの集中したディフェンスが機能して、横浜を苦しめます。第1Qを終えたところで、10対10の同点。
第2Qに入ると、ディフェンスから勢いがつき、オフェンスにリズムが出てきました。ゲームの展開が一気に早まります。会場のジェッツ・コールが後押しして逆転、リードを広げるも、終了間際で逆転され、30対34で折り返しです。
試合開始! 船橋アリーナで行われる初のbjリーグ戦です。
試合開始! 船橋アリーナで行われる初のbjリーグ戦です。
ハーフタイムの「マツケンサンバ2」熱唱が呼び起こした興奮そのままに後半に突入! 応援の声も一段と大きくなったようです。
51対58とリードされて第3Qを終了しましたが、白田選手がドリブルで切れ込んで決めたレイアップシュートに大歓声が起きました。
第4Qでもジェッツは諦めることなく、粘り強いディフェンスと、迫力あるリバウンドから、反撃します。ベンチの選手も一体となって会場が盛りあがる中、残り1秒でジャメル・スタテン選手(F・背番号44)が3ポイントシュートを決め、72対72の同点に追いつきました! そして、試合はオーバータイム(延長戦)に突入!
佐藤博紀選手(SG・背番号0)が積極的に3ポイントシュートを狙います。
佐藤博紀選手(SG・背番号0)が積極的に3ポイントシュートを狙います。
こうなれば、ジェッツの勢いは止まりません。
ここで3ポイントシュートを決めたのが、石田剛規選手(SG・背番号31)! ついにシューターの本領発揮!!
2本の3ポイントシュートを立て続けに決め、横浜を引き離しにかかります。残り7秒で、ジェッツに2本のフリースローの権利が。シューターは石田選手。会場全体が見守る中…ザクッ!! ボールがリングに吸い込まれました。
勝負あり! 82対80で劇的逆転勝利をおさめました!
地元の飲食店がブースを出店し、ビールやピザなど、行列ができていました。
地元の飲食店がブースを出店し、ビールやピザなど、行列ができていました。
特別ブースターの松平健さんがハーフタイムに「マツケンサンバ2」を披露!
特別ブースターの松平健さんがハーフタイムに「マツケンサンバ2」を披露!
試合後、監督と選手にお話しを伺いました。

千葉ジェッツ
エリック・ガードーHC

「このチームはコートの中でも外でも、仲良く絆を深めているので、この試合の勝利は特別です。コーチ・選手・スタッフの仲が良くてファミリーのようです。ファンの方もファミリーだと思います。みんなでつかみとった勝利です。
初のホーム公式戦で勝ったのがとても嬉しいです。ファンのみなさんにも、そして1年前からチームを創立しようとした梶原代表にも感謝しています。
これから1試合1試合、大事にのぞんでいき、常に勝利を目指したいと考えています。外国人選手か日本人選手かは関係なく、チャンスを与えられたときに仕事をする、恐れずにプレーすることを選手たちに毎日伝えています。試合が終わって公式記録の数字を追いかけがちですが、スタッツシートには表れない選手の貢献というものが大きく存在します。
試合に出なければ注目度は低くなりますが、普段の練習で対戦相手役をする大切な大切な選手がいるのです。一人ひとり、素晴らしい選手が揃っています。すべての選手を評価してください」
千葉県出身のこの選手に、開幕戦の感想と、どんなシーズンにしたいかを伺いました。
佐藤博紀選手(SG・背番号0)
「出身地の千葉で開催したこのゲームには、後輩たちもたくさんかけつけてくれました。これから、常にいいパフォーマンスをしていきたいと思います。プレシーズンマッチを経て、改善すべきところは改善し、ディフェンスやフォーメーションなどを細かく練習してきました。これからもっとコンディションをあげていきたいと思います
今日の試合は、皆さんの声援のおかげで勝つことができました。たくさんの方々が会場に足を運んでくださるように、結果を残していきます。新しいチームで白紙の状態なので、シーズンを終えたときにいいチームだったと思えるように、頑張っていきます」
延長に入ってから本来のシューティングを見せつけたこの選手。彼の放つシュートが描く放物線は、緩やかで美しい! 最後のフリースローは会場全体で息を飲んで見守りました。
石田剛規選手(SG・背番号31)
「シュートはいつも、同じ動作で放つように心がけています。
今はコートに立つことだけで幸せです。プレーできる幸せをいつも感じています。たとえうまくいかないことがあったとしても、それさえも楽しんでいます。
(JBLも経験していますが)このbjリーグではルーキーなので、思い切ってプレーすることが第一です。
何かを考えたり、振り向いたりせずに、目の前の試合に集中するようにしています」
劇的逆転ゲームでおおいに盛りあがった、ホーム開幕戦の模様をお届けしました。
千葉ジェッツ
2010年に発足した千葉県初のプロバスケットボールチーム。bjリーグに2011年のより参入。成田国際空港を有する千葉県を象徴するとも言えるジェット機に、子どもたちの夢や県民の希望を乗せて羽ばたくことを目指して命名された。
試合をフライトにたとえて、選手・スタッフのみならず、会場が一体化する飛行を繰り広げる。
※bjリーグは、2005年に誕生した日本初のプロバスケットボールリーグ。