10月に始まるシーズンに向けて、8月から本格的なチーム練習に入る千葉ジェッツ。
去る6月23日には、東京成徳大学八千代キャンパス体育館でトライアウトが行われ、17歳から32歳までの34名が、千葉ジェッツのメンバー入りを目指して汗を流しました。
ｂｊリーグ合同トライアウトの3次を突破し、このチームトライアウトに参加することで、千葉ジェッツとの選手契約の対象となります。

ただ、この日は合同トライアウトを受けていないメンバーも参加していました。ドリームプロジェクトのメンバーになれる可能性があるからです。
「千葉ジェッツ（プロ契約選手）」「千葉ジェッツ練習生」「千葉エクスドリームス」「千葉ジェッツ育成選手（エクストリームス練習生）」と、戦力アップと選手育成のために構成されているのがドリームプロジェクトです。

トライアウトの指揮をとったのは、新ヘッドコーチである冨山晋司さん。参加者を8チームに分け、「チームで考えてチームで動く！」と指示を出します。ハーフコートで、オールコートで、次々に出される課題に取り組むメンバー。
コートサイドで見ていると、リーダーシップをとる人やよく声を出す人など、次第に個々人の特徴が出てチームが円熟していきます。

実はこのチームの変化も冨山コーチが見たかったところで、そのために固定チームで最後まで通したそうです。最後は3ポイントシュートのゴール数をカウントして終了。
「この場はいわば入社試験。リーグとして、バスケを向上させるために、選手はコート外でどのようなふるまいをするのかも大切」と、冨山コーチから話しがあり、終了しました。

終了後、冨山ヘッドコーチにお話しを伺いました。
「プロを目指している人がこんなにいるのかと思うと、嬉しいですね。スキルの他に、チームとしてどのようにコミュニケーションをとるのかに重点を置いて見ました。チームプレーに対する意識、どのように自分の持ち味を発揮するのか、ミスをした後にどのように切り替えるのか。何人か手応えはありました。しっかりと声を出している人、人間としていい影響を与えてくれる人をチームに迎えたいと思っています」
そして、今シーズンの展望をお聞きすると、「今季の目標はチャンピオンになることです。翌年に参入する新リーグで充分に戦える力をつけたいと思います」とキッパリ。
新しいチームのお披露目が楽しみです！